将棋と平和

将棋マン参上!今回は平和がテーマだからビームじゃなく握手!!

本日8月6日はヒロシマ原爆の日なので、広島市在住の将棋マンと一緒に将棋と平和について考えてみましょう。

将棋は、日本を代表する伝統的なボードゲームですが、その起源は古代インドにまで遡ります。チャトランガというゲームが将棋の基になっており、これは戦争を模倣したものとされています。チャトランガは、戦象(エレファント)、騎兵(ホース)、戦車(チャリオット)、歩兵(フット)、そして王(ラージャ)という駒で構成されていました。これらの駒は、当時の戦争の要素を取り入れていることがわかります。

興味深いことに、チャトランガは戦争好きの国王をなだめるために考案されたというエピソードが伝えられています。国王が度々戦争に明け暮れていたがために、臣下たちは戦争の代わりにこのゲームを楽しむことで、平和な時間を過ごす方法を提案しました。こうして、チャトランガは戦争の代替手段として生まれ、人々が戦争の恐ろしさを避ける手段として機能したのです。

このエピソードから、将棋は戦争や争いごとの代わりに平和な競技として楽しまれるべきものであるという価値観が浮かび上がります。将棋の駒が象徴する戦争の要素が、ゲームを通じて解決策を見つけ、知恵を競い合う方法に転換されたのです。

将棋ー平和の象徴ー

現代の我々も、将棋の歴史から学ぶべき教訓があります。戦争や紛争は平和な解決策で回避し、知識や戦略を競い合う方法で問題を解決することができるはずです。将棋は、単なる娯楽だけでなく、平和の象徴として私たちに深い示唆を与えています。

今回の記事では、将棋の起源であるチャトランガのエピソードを通じて、戦争と平和の関係について考えてみました。将棋の歴史は、戦争を回避し平和を尊重する重要性を我々に教えてくれる貴重な教材です。私たちはその教訓を心に留め、平和な社会の実現に向けて努力し続けることが大切です。

チャトランガを起源とする世界の将棋にチェスやシャンチーなどがありますが、敵の駒を取って持ち駒として再使用できるのは将棋のみです。将棋では相手から取った駒は捨ててしまわず自分の兵と同じように扱います。色で分けたりもせず、戦いが終われば1つの駒箱に平和に収まります。これらのことは平和を象徴する姿ではないでしょうか?

ぼくは将棋が好きです。将棋は戦略的思考、集中力、創造力を養うだけでなく、人間の心理や感情にも深く関わっています。将棋は対局者同士が互いに尊敬し、礼儀正しく振る舞うことを求められるスポーツでもあります。将棋は平和の象徴とも言えるでしょう。皆さんも将棋に触れてみませんか?将棋は平和のための一歩になるかもしれません。

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